社会人向け講座のお知らせ

2018. 06. 09

 瀬川至朗理事長が7月、早稲田大学エクステンションセンター(中野校)で「問題報道の構造――偽ニュースや誤報はなぜどのように生産されるのか」というタイトルの講座を3回シリーズで開講します。詳細や申込は早稲田大学エクステンションセンターのウェブサイトからお願いします。(FIJ理事への講演・講座の依頼はこちらまで

 

 

講義概要

 近年、ネットを中心とした偽ニュースが問題になっている。新聞・テレビなどのマスメディアの世界でも、捏造記事や誤報の話をしばしば耳にする。事実報道を原則とするマスメディアでどうして問題報道が起きるのか。フェイスブックやツイッターなどのSNSで拡散される偽ニュースにはどのようなタイプのものがあるのか。計3回の講義では、さまざまな事例を紹介し、問題となったニュースの生産過程を分析しながら、問題報道の構造を理解する。そのうえで、ニュースの真偽を見極めるニュース・リテラシーの習得をめざす。

瀬川至朗理事長の略歴

(せがわ・しろう)  1954年生まれ。早稲田大学政治経済学術院教授(ジャーナリズム研究)。東京大学教養学部教養学科(科学史・科学哲学)卒業後、毎日新聞社入社。ワシントン特派員、科学環境部長、編集局次長、論説委員などを歴任。著書に『科学報道の真相―ジャーナリズムとマスメディア共同体』(ちくま新書)など。科学ジャーナリスト賞2017を受賞。