尾崎財団「ブックオブザイヤー」に選出されました

2018. 12. 25

 このたび尾崎行雄記念財団より、2018年4月に岩波書店より刊行した「ファクトチェックとは何か」(立岩陽一郎・楊井人文両理事の共著)がすぐれた書籍を顕彰する「咢堂ブックオブザイヤー2018」のメディア部門大賞に選出されました。選考にあたられた方々に深く感謝申し上げます。

 選出理由は、以下の通りです。これを契機に、より多くの人々が本書を手にとり、ファクトチェックという営みの本質と重要性を理解していただければ幸いです。(岩波書店のサイトで本文の一部を閲覧することができます。)

メディア部門大賞の「ファクトチェックとは何か」は、わが国における初のファクトチェック入門書籍です。同書ではその本義を「フェイクニュース」の真偽判定ではなく、「まず予断(思い込み)や主観を排して、本当に事実であるかを虚心坦懐にかつフェアに探求する」ことであると位置づけています。咢堂・尾崎行雄が主張し続けた「誰が正しいかでなく、何が正しいか」にも通じる同書のテーマは、尾崎財団としても大いに注目すべき本であるとの意見が相次ぎました。(尾崎行雄記念財団ホームページより)

関連情報

◉ プレスリリース 「咢堂ブックオブザイヤー2018」の発表について (一般財団法人尾崎行雄記念財団、2018/12/25)