FIJセミナー「フェイクニュース現象の本質は何か」を開催します
来たる3月10日、FIJセミナー「フェイクニュース現象の本質は何か」を開催します。昨年暮れ『フェイクニュースを科学する』を上梓された笹原和俊氏、メディアリテラシーについて活発な講演、著述活動をされている下村健一氏をお迎えして、近年頻繁に聞かれるようになった「フェイクニュース」現象について根本的に問い直し、問題の本質に迫る機会としたいと思います。ぜひご参加ください。(→申込みフォーム。当日参加できない方でも、申込みいただければ後日動画視聴できます。)
FIJセミナー開催予定
【テーマ】 フェイクニュース現象の本質は何か ー最新の研究と実務の視点からー
「フェイクニュース」が流行語になり、各国で対策が活発な議論が行われている。この現象は、テクノロジーの問題なのか、政治の問題なのか、人間の心の問題なのか。この現象は克服できるものなのか。何らかの規制は必要なのか。
この複雑で多面的な「フェイクニュース現象」を根本から問い直して問題の本質に迫るため、2人の専門家をお招きします。『フェイクニュースを科学する』で計算社会科学の知見を踏まえてこの現象の全容解明に挑んだ新進気鋭の学者・笹原和俊氏。テレビ報道や政府広報の実務を経て、メディアリテラシー教育の現場で子供にも分かる言葉で情報との向き合い方を語り続けている下村健一氏。
研究と実務の立場から最新の知見を提供していただき、ファクトチェックを有効なものとするための条件を含め、この問題に対する向き合い方と今後に向けた提言をいただきます。
【日時】 2019年3月10日(日)午後2時30分開場、3時開始
【場所】 早稲田大学国際会議場 第3会議室(東京都新宿区西早稲田1-20-14、地図)
【参加費】
・FIJ正会員・賛助会員は参加無料。
・学生も参加無料(会員登録必要)。
・非会員は3,000円(前払いは2,500円)。動画視聴も前払い2,500円。
【登壇者】(敬称略)
◯ 笹原和俊(名古屋大学大学院情報学研究科講師)
1976年生まれ。2005年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。著書に『フェイクニュースを科学する 拡散するデマ、陰謀論、プロバガンダのしくみ』(化学同人、2018年12月)。現在、名古屋大学大学院情報学研究科講師、科学技術振興機構さきがけ研究者。専門は計算社会科学。
◯ 下村健一(白鴎大学客員教授)
1960年生まれ。東京大学法学部卒業後、TBSで報道アナ、現場リポーター、企画ディレクターとして活躍。2010年〜13年、内閣審議官として官邸の情報発信担当。著書に『マスコミは何を伝えないか』『首相官邸で働いて初めてわかったこと』『10代からの情報キャッチボール入門』『想像力のスイッチを入れよう』『窓をひろげて考えよう ~体験!メディアリテラシー』。小学校国語教科書に書き下ろし「想像力のスイッチを入れよう」が掲載される。現在、白鴎大学客員教授。
◯ 楊井人文<コーディネーター>(FIJ理事兼事務局長)
1980年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、産経新聞記者を経て、2008年、弁護士登録。2012年、マスコミ誤報検証サイト「GoHoo」を立ち上げ、一般社団法人日本報道検証機構を設立。2017年、「ファクトチェック・イニシアティブ」(FIJ)を旗揚げし、事務局長。著書に『ファクトチェックとは何か』(岩波ブックレット、尾崎行雄記念財団ブックオブイヤー2018大賞)。
【内容】
◯ 笹原和俊氏の基調発表「研究者の視点から:フェイクニュース現象の計算社会科学」
◯ 下村健一氏の基調発表「実務家の視点から:本質を見据えて、今日からできることは何か」
◯ パネルディスカッション(質問受付あり)
(終了後、懇親会を予定)
【申込方法】 申込フォームからお申込みください。非会員の事前払いは、こちらのページからお手続きできます。
※取材も可能ですが、参加費はいただきます。
※事前払いで当日欠席された方は、後日、配布資料、映像を配信します。
※賛助会員は会員の種類を問わず、FIJセミナーに無料で参加できます。入会される方は事前にお手続きください。
※正会員・特別会員・学生会員は当日参加の有無にかかわらず、当日の配布資料とライブ配信を提供します。後日、収録映像も配信します(過去のFIJセミナーを含む)。