候補者討論会(3) “辺野古にオスプレイ100機配備”は事実か?

2018. 09. 30

検証者 (Fact-Checker)Japan In-depth (安倍宏行・楊井人文)

  • 検証記事:候補者討論会ファクトチェックその3 “辺野古にオスプレイ100機配備”は事実か?

  • 掲載日:2018/9/30
  • 対象言説 (Factual Statement)

    • ① 辺野古の新基地建設については、普天間にはない、弾薬搭載エリアであるとか、あるいは強襲揚陸艦が接岸できる護岸であるとか、明らかに機能強化であることは間違いありません。しかも一本の滑走路は二本に増え、オスプレイを将来100機そこに配備することは元防衛大臣の著書の中でも明らかなんですね。(玉城デニー・前衆議院議員)
    • 媒体・場所:沖縄県知事選立候補予定者討論会
    • 発言・発表日:2018/9/11
    • ② 今回の埋立承認撤回は、沖縄県が公有水面法に基づき、適正に判断して行われたものです。例えば、一例を挙げれば、沖縄防衛局のボーリング調査で、大浦湾に埋め立て承認の時には想定されていなかった、厚さ40mにも及ぶ軟弱、超軟弱な地盤、N値ゼロの、いわゆるマヨネーズ状と呼ばれているN値ゼロの地盤があることがわかりました。(玉城デニー・前衆議院議員)
    • 媒体・場所:沖縄県知事選立候補予定者討論会
    • 発言・発表日:2018/9/11
    • ③ 実は今日のニュースなんですが、アメリカの国防総省がこのほど公表した2017年会計年度基地構造報告書によると、アメリカの国外にある米軍基地施設数は計517、前年度に比べて70削減されていることが分かったそうです。(玉城デニー・前衆議院議員)
    • 媒体・場所:沖縄県知事選立候補予定者討論会
    • 発言・発表日:2018/9/11
    • 判定 (Rating)

      • ①一部誤り
        ②正確
        ③ほぼ正確

      事実・根拠 (Fact and Evidence)

      • 辺野古の代替施設に弾薬搭載エリアや大型船が接岸可能な護岸が設けられ、オスプレイが配備されることも沖縄防衛局の資料で確認できる。だが、「強襲揚陸艦が接岸できる護岸」は証拠がなく、「オスプレイ100機配備」も事実とは言えない。
        辺野古の埋立て承認時に想定されていなかった軟弱地盤が見つかったことを政府も認めていることは、国会答弁で確認できた。
        米軍の国外基地・施設は2年前に比べて70削減されていることが、基地構造報告書(2015年度版と2017年度版の比較)で確認できる。記事全文はここで

      追記 (Supplement)

      このページでは、プロジェクト参加メディアからの報告と了承のもと、ファクトチェック記事に関する要旨を紹介しています。このページに掲載した情報は、ファクトチェックの成果の一部であり、完全なものではありません。必ず元の記事全文をご確認ください(検証記事のタイトルをクリックすれば読めます)。また、このページは掲載時点での情報であり、今後、新たな情報により修正される可能性がありますので、ご留意ください。


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